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自分を取り戻す。【PV】∼残響散歌~

鬼滅の刃・遊郭編。見てますかぁ?

あの、オープニングすごくいいですねぇ~。
大人っぽくて疾走感もあって

声もアレンジもめっちゃ好みです💖💖

私はこういった
好きな歌は

とことんその作られた背景や
映像から見える制作の意図や
隠れたメッセージなんかを
自分なりに深堀することがとても好きなんです。

今迄は、自分の中だけでやってたことなんだけど、
今回はちょっとみんなに共有したくなって
こうやって書き始めています。

PVのストーリーを簡単に

最初にこのPVを見た時、中に出てくる女の子と
知り合いの高校生の女の子とがダブって
多分、今苦しんでいる子どもたちへの
強烈なメッセージなんじゃないかと
1人で感動してました。

ざっと説明すると

PVの中では女子高生らしき女の子が
都会の真ん中に独りぼっち
戦争なのか、災害なのか
分からないけど不穏な感じの街

鬼らしき怪物が沢山いて、
そこから走って逃げ始めると
鬼たちが女の子を追いかけていく

必死に逃げる女の子は
転んだり、高いビルから落下したり
必死に逃げています。

だけど、ある時、
追いかけてくる鬼たちを振り返ると
その向こう側に泣きじゃくっている女の子(自分)を見つける。

女の子は逃げることをせず
そこに踏ん張って経っていると
鬼たちは女の子をすり抜けて行ってしまう。

女の子はもう一人の自分に向かって
鬼たちの間を走りだし、
最期には…。

こんな感じです。

沢山の鬼の正体は?

私は、このPVを見た時
鬼滅の刃というアニメに由来して
「鬼」というものが表現されているのだなと思いました。

ただ、ストーリーが進む中で、
この鬼が示しているのは

女の子が女子高生らしいというのもあって
学校や家庭環境の中で、彼女を苦しめているもの

何となくそんな感じがしました。

女の子はそこから最初逃げようとします。

抵抗しようとしても無駄だと
諦めたんでしょうか?

何度も転んで泥だらけになって
逃げまどいう

今の十代を取り巻く学校や社会は
ただ、彼女たちが我儘というだけでなくて

「夢」を持ちなさいという割には
「現実を見ろ、いつまでも夢を見てるんじゃない」
っていう相反する教えが渦巻いてる

特に学校で評価される「良い子」達

規則を守ること、時間を守ること
先生の言う事親の言う事を素直に聞く事
反抗しない事

「やらなければいけない」そのまま行動出来る事

何て、「良い子」の基準はまるで奴隷のようです。

言いすぎですか?

私は自分の子どもを通して
学校って体のいい軍隊だなって思っていますw

もちろん、全部が全部悪いわけではないんですが、
行き過ぎたしつけや歪んだ教育って感じです。

PVの中の女の子は
そんな環境から逃げようとしているのかな?

大人たちの傲慢で
非礼極まりない押し付けに
対応しようとしてボロボロになり
限界を感じて逃げたのでしょうか?

つまり、鬼たちが現すものは
人の可能性の芽を摘むもの
常識に縛り付けようとするもの
言動を制限しようとするもの

なのかもしれない。

 

鬼は幻想だった?自分軸と他人軸

そんな中、女の子は「はっ」と気が付いて立ち止まります。

そして、迫ってくる鬼をじっと見つめていると
その先に泣きじゃくっている自分を見つけます。

これ、私にとってはとても感動的なシーンでして、

不覚にも涙😢してしまったんですが

追いかけてきて女の子を捕まえると思っていた鬼が
女の子をスルー。

で、私が思ったのは

鬼たちは幻想だった。という事です。

つまり、女の子自身が生み出していた残響だった。

女の子がひたすら恐怖を抱いていたのは
本当の自分から遠ざかってしまっていたから。

鬼たちの向こう側で泣き叫んでいたのは
本当の自分。本当の望み。本当の夢

そんな感じなんだと思いました。

いくら、自分を一般的なルールの中に押し込めようとしても
言動を制限されていても

それらは自分に何の影響も与えることは出来ない。

ただ、自分さえ見失わなければ大丈夫なんだと

この歌の歌詞の中に

「選ばれなければ 選べばいい」という言葉が出てきます。

私の解釈では、

「選ばれる」=他人軸

「選ぶ」=自分軸

学校や社会の価値観の中で生きることを選ぶのか
そうすれば、その価値観に選ばれなければ
認められないし、排除される。

鬼たちは自分軸で生きられないように
他人の価値観を押し付けようとすることの象徴

鬼たちに押されるまま
本当の自分から離れて行かないで

鬼の向こう側で泣いている少女は
本当の自分

世間や他人の価値観を押し付けられて、
自分が分離してしまって
悲しくて泣いてる。

これはインナーチャイルドなんだと思う

だったら、
自分がどう生きていくのかを自分で選べばいい
自分が本当はどうしたいのか

鬼に紛れて見失った自分を探さなければ

私はそんな風に聞こえました。

アニメの世界観と詞の世界

この♪残響散歌♪の詩を書いているのは
Aimer(aimerrhythm)さん。

歌声もパワフルですが、この歌詞はアニメの世界観を広げていて
とても説得力がありますねぇ~

私、こういうの大好物です♪

音柱の宇随天元を
本当にうまく表現している。

こんな言葉、よく知ってるなぁとか
本当に感心しました。

「派手」っていう言葉も出てくるし、
凄い色男という事や、大正時代の遊郭という背景も
少し、つやっぽい感じもして

沢山打ち上げられる花火も見事。

鬼滅の刃に出てくるキャラクターは
それぞれ背負っているものがあって、
それは主人公の炭次郎だけじゃなく
鬼殺隊のメンバーや鬼でさえも
沢山の過去を背負っている。

物語が進む中で、それぞれ明らかになって
其々がそれらの重荷を手放していく

そんな感じのPVになってるなぁと思いました。

歌詞全体はぜひご自分で調べてみてね。

あとがき

なんだか、偉そうにいろんなことを思うままに書いてみました。

頭で思っている程
流ちょうには文章に書けなかった気がしますが…。

まぁ、今回はこれで良しとしますww

見る人によっては感じることも様々なので、
こんな見方、視点もあるよ~って感じで
大きな心で見守っていただけると嬉しいです。

よかったら、感想をコメントしてくれると
嬉しいなと思います。

それではまたね~。

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